演技の技術

ストレスの正体 プレッシャーを味方にする方法

引用 フリー素材いらすとや

お芝居をやってると、人前に立つ時、必ずついて回るのが"緊張"です。

私も本番前とか稽古でも緊張します。

でもこの緊張やプレッシャーなどのストレスを味方にして、実力をいかんなく発揮する方法があるんです。

それは「受け入れて、考え方を変える」事です。

人はストレスを感じると
その脳からホルモンが分泌されます。
そのホルモンが二種類あって

・コルチゾール

コルチゾールは、体と脳がエネルギーを使いやすい状態にするホルモン。

コルチゾールが優位になると免疫力の低下やうつ病の症状がでる。

要は不安や緊張に襲われる状態。

・デヒドロエンピアンドロステロン(DHEA)

DHEAは、脳の成長を助けるホルモン。コルチゾールの作用を抑制する。

DHEAが優位になると集中力が高まり、また不安症や心臓病の軽減につながる。

要はワクワクしている状態。

このワクワクしている状態に持ち込む事ができれば、いい結果に結び付く可能性が上がります。

そしてこのホルモンの分泌量のコントロールが「考え方を変える」事で可能なのです。

DHEAを優位にする方法。

  1. まずは自分がプレッシャーを感じていることに気がつく。
  2. プレッシャーを感じている自分を受けいれる。
  3. なぜプレッシャーを感じているか考える。
  4. 考え方を変える 

では、そもそも人はなぜストレスをかんじるのでしょうか

太古より人は命の危険を感じると、そこから逃れるために身体能力を上げる必要がありました。その為、脳からホルモンを出して、心拍数を上げ、血流を良くしして、いつも以上の力を発揮できるように進化して来ました。それがストレスです。ワンピースのギア2です。

つまり一種の防衛本能なのです。

ストレスを味方にする方法

  1. まずは自分がプレッシャーを感じていることに気がつく。
  2. プレッシャーを感じている自分を受けいれる。
  3. なぜプレッシャーを感じているか考える。
  4. 考え方を変える 

では、一つずつ解説していきます。

1、まずは自分がプレッシャーを感じていることに気がつく。

まずは自分の状態に気がつくこと。これがまずは第一歩です。冷静になること。

2、プレッシャーを感じている自分を受けいれる。

次は受け入れること。この段階で、自分の事を客観視することができるので、気分も少し落ち着きます。

3、なぜプレッシャーを感じているか考える。

人がプレッシャーなのどのストレスを感じるときは、自分にとってとても大事な行動を起こす時なんです。

逆に自分にとってどうでもいいことにはプレッシャーを感じる人はいませんよね。

つまり自分が成長するタイミングになると、良い結果を導くために、集中力をあげるために、ホルモンを分泌させて体の能力を”最大限出せる”ようにしている訳です。

4、考え方を変える 

  • 誰でもどんな人でも緊張はします。
  • 今が成長するチャンスなんです。
  • プレッシャーを感じているのは、体が最大限の力、集中力を発揮するために準備している証拠。
  • そして、例え失敗したとしても、後々この経験が必ず次の糧になること。
  • こうして、不安をワクワクに、変えましょう。
  • また、今なんでこの事柄に挑戦しているのかを考えるのもいい方法です。

秘策


深呼吸も集中力を高める方法のひとつです。
コツは、息を吐き出すからはじめて、息を吸う時間より息を吐いている時間をながくすることです。

ストレスは、
太古の昔から、危険から身を守る為の、生き抜くための、人間の防衛本能のひとつです。
この素晴らしい、体の能力を使わない手はありません。

この『ストレスを味方にする方法』知識を知っているだけでも、有効であるという、実験データもあります。

他の事にも使える知識なので、ぜひ有効活用してみてください。

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