お芝居をやってると、人前に立つ時、必ずついて回るのが"緊張"です。
私も本番前とか稽古でも緊張します。
でもこの緊張やプレッシャーなどのストレスを味方にして、実力をいかんなく発揮する方法があるんです。
それは「受け入れて、考え方を変える」事です。
人はストレスを感じると
その脳からホルモンが分泌されます。
そのホルモンが二種類あって
コルチゾールは、体と脳がエネルギーを使いやすい状態にするホルモン。
コルチゾールが優位になると免疫力の低下やうつ病の症状がでる。
要は不安や緊張に襲われる状態。
DHEAは、脳の成長を助けるホルモン。コルチゾールの作用を抑制する。
DHEAが優位になると集中力が高まり、また不安症や心臓病の軽減につながる。
要はワクワクしている状態。
このワクワクしている状態に持ち込む事ができれば、いい結果に結び付く可能性が上がります。
そしてこのホルモンの分泌量のコントロールが「考え方を変える」事で可能なのです。
DHEAを優位にする方法。
- まずは自分がプレッシャーを感じていることに気がつく。
- プレッシャーを感じている自分を受けいれる。
- なぜプレッシャーを感じているか考える。
- 考え方を変える
では、そもそも人はなぜストレスをかんじるのでしょうか
太古より人は命の危険を感じると、そこから逃れるために身体能力を上げる必要がありました。その為、脳からホルモンを出して、心拍数を上げ、血流を良くしして、いつも以上の力を発揮できるように進化して来ました。それがストレスです。ワンピースのギア2です。
つまり一種の防衛本能なのです。
ストレスを味方にする方法
- まずは自分がプレッシャーを感じていることに気がつく。
- プレッシャーを感じている自分を受けいれる。
- なぜプレッシャーを感じているか考える。
- 考え方を変える
では、一つずつ解説していきます。
1、まずは自分がプレッシャーを感じていることに気がつく。
まずは自分の状態に気がつくこと。これがまずは第一歩です。冷静になること。
2、プレッシャーを感じている自分を受けいれる。
次は受け入れること。この段階で、自分の事を客観視することができるので、気分も少し落ち着きます。
3、なぜプレッシャーを感じているか考える。
人がプレッシャーなのどのストレスを感じるときは、自分にとってとても大事な行動を起こす時なんです。
逆に自分にとってどうでもいいことにはプレッシャーを感じる人はいませんよね。
つまり自分が成長するタイミングになると、良い結果を導くために、集中力をあげるために、ホルモンを分泌させて体の能力を”最大限出せる”ようにしている訳です。
4、考え方を変える
- 誰でもどんな人でも緊張はします。
- 今が成長するチャンスなんです。
- プレッシャーを感じているのは、体が最大限の力、集中力を発揮するために準備している証拠。
- そして、例え失敗したとしても、後々この経験が必ず次の糧になること。
- こうして、不安をワクワクに、変えましょう。
- また、今なんでこの事柄に挑戦しているのかを考えるのもいい方法です。
秘策
深呼吸も集中力を高める方法のひとつです。
コツは、息を吐き出すからはじめて、息を吸う時間より息を吐いている時間をながくすることです。
ストレスは、
太古の昔から、危険から身を守る為の、生き抜くための、人間の防衛本能のひとつです。
この素晴らしい、体の能力を使わない手はありません。
この『ストレスを味方にする方法』知識を知っているだけでも、有効であるという、実験データもあります。
他の事にも使える知識なので、ぜひ有効活用してみてください。