映画レビュー

『キザラギ』推理モノワンシチュエーション。

監督:佐藤祐市

脚本:古沢良太

キャスト:小栗旬、香川照之、ユースケ・サンタマリア、ドランクドラゴン塚地、小出恵介

概要(受賞歴等)

2007年ブルーリボン賞、2008年日本アカデミー賞、作品、監督、脚本、助演男優賞受賞

・簡単なあらすじ

伝説のアイドル、如月ミキの死からの一周忌を記念してファンの会合が開かれる。集まる五人。実は如月ミキの疑問を持っていた。集まった五人で死の真相を探る。ワンシチュエーション推理コメディ。

・評価

★★★★☆ (★5が満点)

・総合評価

・いい点

脚本がとにかく素晴らしい。思わず脚本を買ってしまったほどである。この作品は舞台に有っている作品なのではと思った。

張り巡らせて複線の回収の妙。心地いい。そして最後のエンドロールはとても素晴らしいですよ。推理小説、推理モノが好きな人はぜひとも、見てほしい!!

・悪い点

リアリティを考えると、コメディってどこか登場人物がバカ過ぎであるよ気がする。楽しませるためというか、なんとなく目的はわかるけど…そうなんですけど…そんな馬鹿じゃないでしょう人間って、と思ってしまう。漫才でのボケ、ツッコミはわかるんだけど。分かりますかね?この感覚。都合がいいバカさなんだよね。

・この映画から役者として学べるポイント

コメディの演じ方を学べるます。

お笑いの塚地が演じている役なんて、とても勉強になるでしょう。

コントに近い演じ方です。

・この映画からの応用ポイント

脚本の書き方の手本にするべきだと思う。作中にネタをばらまいて、それを回収していく手法としてマネするべきポイントです。

・類似作品との比較

ワンシチュエーションで推理モノなら、「12人の優しい日本人」とかと比較してみるといいかも。こちらの作品は三谷幸喜脚本。「12人の怒れる男」の題材をアレンジした作品。

この作品は、前半が少し退屈かもしれない。途中から話が展開していくとぐいぐい引き込まれていく。

・この作品が好きな人にオススメの映画はこちら

「泥棒役者」舞台の方(DVDになってます)。片桐仁、ムロツヨシ、きたろう。

ワンシチュエーションの作品。ワンシチュエーションでこれが頭に浮かんだので。

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