映画レビュー

『コロンビアーナ』美しい暗殺者の誕生。

監督:オリヴィエ・メガトン

脚本:リュック・ベッソン

キャスト:ゾーイ・サルダナ、ジョルディ・モリャ・イ・ペラレス、アマンドラ・ステンバーグ

・簡単なあらすじ

主人公のカトレアの父はマフィアの幹部だった。ある時、組織の大事な情報を盗みそれが原因で母もろとも殺されてしまう。カトレアは命からがらにげて、そして両親を殺した、マフィアに復讐するため暗殺者になる。

・評価

★★★☆☆ (★5が満点)

・総合評価

リュックベッソンが総指揮をしている作品だけあって、ニキータをほうふつとさせる作品。

・いい点

主人公を演じるゾーイサルダナがとにかく美しくそしてセクシー。また暗殺のシーンが緊迫感があって面白い。

そして主人公の幼少期を演じた、マンドラ・ステンバーグの演技も素晴らしい。

・悪い点

ストーリの真新しさはない。そしてやはり命が軽々しく描写されている。命の価値と命を奪う事の罪深さ。がなさすぎる。復讐のやるせなさ等、葛藤がない。

・この映画から役者として学べるポイント

コマ割りが面白い。きちんと飽きさせないようにカット割りが考えられている。とても丁寧に細かくカット割りされている。

動きが出るので、飽きることがない。時間はかかるけどやるべき。子役の演技がいい。やりすぎていない。嘘くさくない。子役というか、演技が普通なんです。

日本の子役は子役という演技を強要されているのだろうか?

・この映画からの応用ポイント

邦画は、日本人らしく日本人らしいリアルを追求すればいいと思う。

洋画のマネをするのもいいが、只トレースするだけではリアルではない。

もっと日本人を研究するべき。そして日本人を演じるべきなのです。

・類似作品との比較

レオン1994年、男女逆転している。主人公の知能は子供レベルで技術は凄腕の殺し屋。そんな男が、ある少女を救う事で、命の大切さや、人を思いやる気持ちを学んでいくお話。人の心を描いている分こちらの方が引き込まれる作品。

ニキータ1990年、暗殺者シリーズ(といっていいのか?)の最初の作品。コロンビアーナはこの作品を基に制作されている。ニキータの方は殺し屋に近いのかな。ニキータは技術を学んでいくシーンがある。そして最初はおてんばな女の子だが、女性としての品やかさや気品を教え込まれて、女性としても美しく成長してい行く過程も描かれている。コロンビアーナの主人公は、最初から超人的な部分があるし、成長過程は描かれていない。エンターテインメントに特化した作品。

・この作品が好きな人にオススメの映画はこちら

「レオン」はぜひ見てほしい。ナタリーポートマンの映画デビュー作でもある。

ゲイリーオールドマンの演技にあこがれた人多いのでは?

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