監督:K・S・ラヴィクマール
脚本:K・S・ラヴィクマール
キャスト:ラジニカーント
概要(受賞歴等)
タミル・ナードゥ州映画賞 最優秀主演男優賞
フィルムフェア賞 最優秀タミル語主演男優賞
・簡単なあらすじ
大金持ち地主のラージャーに使えるムトゥが主人公。母に結婚をしろといわれ続けているラージャーは代の演劇好き。夜な夜な劇場に足を運んで遊び惚けている。そして馬車の運転手であるムトゥは毎回付き合わされている。ある日、お芝居を観に行くと、美人の女優ランガに一目惚れをするラージャー。一方ムトゥはランガといがみ合ってしまう。ただそのランガには悪い義兄が居て。そしてラージャーの財産目当てに叔父が自分の娘を嫁に生かさる算段を取り付け。欲望と恋愛感情が交錯するラブコメディ。
・評価
★★★★☆ (★5が満点)
・総合評価
全体的には飽きさせないような演出。なぜかミュージカルになったり、殺陣が始まったり、盛りだくさんな作品。そして全体的に流れるB級感。少し長く感じる部分もあるが、
やりたいことを詰め込んでいるのがよくわかる、楽しんで作っているだろう作品。
・いい点
ツッコミどころが満載。あのマフラー裁きが毎回効果音が鳴るがなぜなのか不明。明らかに人形だろ!とか。なぜ馬車でカーチェイスの際、道端の石ころで自爆していく。さらに藁を当てられただけで追手が吹き飛ぶという謎の演出。殺陣はなぜかシンが目をつぶっている。
とにかくツッコミどころしかない部分で笑ってしまう。GWにはもってこいの作品。
・悪い点
雑なところがある。(それも面白い部分だけど)少し長いかな…申し越しみじかくしてもいいのかと
・この映画から役者として学べるポイント
遊び心は見習うべき。とても素晴らしいと思う。そして主人公がかっこよくないのがいい。実際演じている役者さんももともと平民の生まれの人で、一度役者を退いて数年後復活してそれから国民のだれもが知るスターになった人です。
・この映画からの応用ポイント
見た目じゃない!見た目だけの作品なんてつまらんよ。
・類似作品との比較
「きっとうまくいく」2009年の作品。とても素敵なお話。よくできています。長いけど(笑)
・この作品が好きな人にオススメの映画はこちら
インド映画にもいろんな作品があるようです。インド映画に絞って鑑賞するのもいいかもしれません。
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