皆さんは、腹が立たないですか?
こんなに世間は不景気なのに、デフレなのにもかかわらず、安倍内閣がとった政策が、まさかの消費税の増税って!?
…コツッ…コツッ…コツッ(靴音のつもりです)
MMTとは経済学の考え方、理論の一種です。
最近、街頭演説やテレビでもMMTというフレーズが出てきますよね。
MMTがなんなのか?皆様に解かりやすく説明していきたいと思います。
MMTを説明できると、ちょっと自慢できるかも。
とにかくとても面白い理論なので、知っていて損はないで
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そして、どうすれば豊かになれるのかが書かれています。
『がんばってるのになぜ僕らはゆたかになれないのか』
現在の日本の経済政策がダメな理由と解決法が、漫画で描かれています。
超絶解かりやすいです!!!
この知識をみんなに広めましょう。
みんながこの事実を知れば、日本をかえられます!!!
Contents
MMTの三つの特徴
MMTとは、 Modern Monetary Theory(モダンマネタリーセオリー)の略。
日本語に直訳すると「現代貨幣理論」と略されます。
※MMTとは、現実的な純粋なお金の理論です。
だから政治的意味合いはないし、関係もありません。
MMTの説明の前に銀行預金について知ると、もっとMMTの事が分かるようになります。
↓のリンクから
銀行預金とは銀行が貸し付けによって、創造したお金です。
それでは、MMTについて説明していきます。
MMTには三つの特徴があります。
1、自国貨幣を持つ政府は、財政的な予算制約に直面することがない
日本のように、日本紙幣(円)を発行できる力をもつ日本政府は、日本円建ての国債ならば、(財政的な制約内では)際限なく発行できるよって事。
”財政的な制限内”というのがものすごく重要です。それは次の特徴の説明に繋がります。
2、全ての経済は生産と需要について実物的あるいは環境的な限界がある
簡単にいうと、
働き手が一人しかいない、老舗のラーメン屋があったとします。とてもこだわりの店なので
店主「うちは、スープにはこだわっているので、ラーメンは1日10杯が限度だよね。」
というラーメン屋に、最近流行りのフードファイターが集団でやってきて。
フードファイター達「ラーメンをとりあえず100杯ください。」
最近YouTubeで成功したのかもしれません。お金にモノを言わせた発言です。
当然店主は怒り狂うわけです
店主「10杯限定って書いてあるだろうが!!くそが!!」
供給側である作り手は10杯しか作れません。
いくら消費側が100杯を食べたいとお金を持ってきても、100杯のラーメンは出せないという事です。
いくらでも国債が発行できるからって、100兆円の国債を発行したとしても(需要が100兆円増える)、モノを作る側が商品を提供できないのであれば意味がないという事。
これが1、で説明した、財政的制約内ってことです。
3、政府の赤字は、その他の経済主体の黒字である。
- 政府が赤字なら、国民は黒字。
- 逆に政府が黒字なら、国民は赤字です。
- 政府が国民からはたくさんお金を巻き上げているのに、集めたお金を国民に金額を減らした➔政府が黒字で、国民は赤字。
- 逆に政府に入ってくるお金(税金等)よりも、たくさん国民にお金を使う➔政府が赤字で、国民が黒字
って事。そのまんまですね。
今の政府は、財政の立て直しに、プライマリーバランスの黒字化を掲げています。
プライマリーバランスとは、国の政府の税収と支出のバランスのこと。
プライマリーバランスの黒字化とは、政府が税収(国民の税金等)の範囲内で運営する事です。
つまり国債を新たに発行しないということ。
プライマリーバランスの黒字化が進むと黒字化した分、国民の貯金残高が減ります!!
それはなぜか?
国債の行方
銀行預金は誰かがお金を借りることによって生まれます。
1997年のデフレが始まったころから、日本の家計の預金は、実は右肩上がりで増え続けています。
不景気なのに意外だと思いませんか?
増え続けている銀行預金は、どこから生み出されたのか
普通の資本主義国だったら、企業が銀行からお金を借りて、お金を発生させています。
ただ現代の日本では 97年の12月以降、企業が銀行から借りる銀行預金の量は減っています。
それはもちろん日本が不景気の為、投資先がないためです。
ではデフレ移行、国民の増え続ける預貯金はどこからやって来たのか?
実は、その増えている預貯金分を増やしているの政府なんです。
つまり国債で増やしています。
だから、政府の借金を返したらその分、国債によって生み出された国民の貯金額が相殺されるってなくなってしまうです。
政府の虚言!?今までの経済学は天動説。
今の政府では、国債の事を次のように言っています
国民の皆様の預金が沢山あるから、政府は国債という形で国民の預金からお金を借りられています!
おかしいでしょ?
真実は全く逆なんです。
でも、政府の人間の中には本気で国民の預金から借りていると思い込んでいる人がいます。
それは、なぜなんでしょうか?
お金のプール理論
今までの経済学では、国民の資産とか貯金とかを合わせたお金のプールがあると考えられていました。
国債を発行することは、そのお金のプールからお金を取り出すこと。
するとお金のプールの中にあるお金の量が減る。
だから、国債で借りれるお金に限度がある
という考え方だったわけです。
このお金のプール理論のせいで、様々な間違えた考え方を産み出しました。
経済学の前提にもお金のプール理論がある
- 中央銀行がお金発行すれば、お金のプールに入るお金が増えるのでインフレになるんじゃねーか。
- インフレは金融政策でお金のプールに入っているお金の量をコントロールすることによって生じるんじゃねーか。
- 日本人の金持ちが資産を海外に移すと国債を買うお金がなくなり破綻する んじゃねーか。
- 今日は将来お年寄りばかりで預金を取り崩すことになってそのせいで国際プールが減って国債が発行できなくなるんじゃねーか。
全部嘘です。
お金は借り入れによって生まれる。
だからお金のプールなんてない!
国債とはどういう流れで国民の預金になるのか?
↓をクリック
だからMMTは地動説と言われています。
逆に政府が言っているお金の論理とか経済学っていうのは天動説と言われてます。
インフレとデフレと経済政策
銀行預金というのは誰かがお金を借りると発生する。
MMTでは、国債は論理的には無限にお金は発行できるとは言っていない。
そこには条件があってインフレになると駄目だと言っている。
インフレとは、供給より需要が上回っている状態。
逆に需要が足りないんだったら供給力より需要が下回っている(デフレ)状態である。
デフレである限り国債は無限に発行できる。
今の日本がそうです。
ハイパーインフレになるんじゃねーか?って言う人もいるようです。
ですが今の日本では、あれだけ国債発行しているにも関わらず、インフレにもなってません。
20年もデフレが続いているのに、インフレの心配をする意味がわからないですよね。
国債発行と金利は関係ない
国債発行すると金利が上がると考えられていましたが、それを全否定したのが今の日本です。
国債の発行額が増えているのに、金利は下がり続けて、今やほぼ0金利です。
じゃあ金利はどうやって決めてるか?
それは銀行が、これからの日本がデフレなのかインフレに向かっていくのかを予想して金利を決めている。
また日本政府は、財政政策でインフレ率をコントロールできることを証明しました。
消費税を増税することによってデフレにできるという事です。
日本政府は、デフレ対策の為だと言って、減税ではなく消費税を増税しいる
更にその増えた税収で、政府の借金を返済して、国民の預貯金の額を減らそうとしている。
そんなことやっている国は、日本以外にひとつもありません。
政府の支出(国債の発行)は、国民への投資なんです。
政府が国民にお金を使わないと、経済は成長しません。
デフレなのは不景気なのは、消費が冷え込んでいる(国民がお金を使わない)から、お金が循環しないからなのです。
お金を使う→店が儲かる→給料が増える→景気が良くなる→さらにお金を使う
不景気を脱却するには、消費を促す必要がある。
消費を促すためには、お金を使ってもいいと消費に前向きさせないといけない。
なのに消費税を増税させて、消費を押さえ込んでいる訳ですよ!
今野党(れいわ新選組とか)は、消費税の廃止を訴えてます。
更に新しく国債を発行してお金を作って、教育とか社会保障とかに投資して、
貯金しなくても大丈夫ですよ。
という安心してお金を使える国の基盤を作ろうとしています。
その根拠の一つにMMTという理論を使って説明しているのです。
何度も言いますが、私は別に政治活動をしているわけではありません。
でもこのMMTって面白いですよねぇ。