政治や世界情勢

今さら聞けない?5Gとは何なのか?

いよいよ来年から開始される5G!

5Gですよ!いよいよ。テンション上がる…。

とはいったものの…5Gになると、どう変わるのか?

凄いのだろうなっていうのはなんとなくわかる。

けど、どういうところが、何がすごいのか、全然わからない。

大容量のデータをダウンロードするのに、4Gよりかなり早くなるっていうのは聞いたことある。

けど、詳しくはわからん。

そもそもの話、5Gの「G」ってなに?「5」も、なんの「5」かわらんし、「4G」だから「5G」なんだろうけど…

そんな基本的なことから知りたくないですか?

僕も知りたい!!!!

だから本を読みました。

『5Gビジネス』著:亀井卓也

  • 5Gがなんなのか?
  • 5Gで世の中がどう変化していくのか?

私なりにかみ砕いて書いていきまーす。

 

目次

  1. そもそも5Gってなに
    1. 5Gまでの道のり
    2. 5Gの3つの凄いところ
  2. 5Gでできること
    1. 同時配信
    2. 未来の車がついに実現。
    3. 医療現場にブラックジャックがいっぱい
    4. 買い物に財布がいらない?
  3. 5Gによるビジネスの変化
    1. 世界のトヨタが車を売らない宣言!?
    2. ソフトウェアもセルフサービス!?
  4. 5Gの怖い部分
    1. 情報漏洩のリスク
    2. 5Gが体に悪い?
  5. まとめ

 

 

1、そもそも5Gってなに

 

そもそもですよ。5Gってなぜ5Gっていうのか?

「G」とは“generation“のGです。
つまり5Gとは第5世代ってことです。

では何の世代か?というと、モバイルネットワークの第五世代技術の事をさしていて、一般的には“第五世代移動通信システム”と言われています。

モバイルネットワークの意味も書いておきます。
モバイルネットワークとは携帯会社(NTTとかKDDIとかソフトバンク)が管理、提供している回線でインターネット通信をすること。

そして、世界ではすでに5Gサービスが開始しされている国もあります。

 

1.1、5Gまでの道のり

 

1980年に初めての携帯電話が発売されました。

あの肩にかけるデカいあれです。

芸人の平野ノラさんが「しもしも」言っている時に、肩から掛けているあのデッカイあれがそうです。

引用:oricon.news

この時が移動通信システムの一番最初です。

つまり「1G」と言うわけです。

1Gはラジオと同じ方式で、音声を電波に乗せるアナログ電波でした。

 

2Gになるとアナログ電波➡デジタル電波に移行します。

※アナログ電波=音声の波形をそのまま電波の波に変換して飛ばす。
デジタル電波=音声の波形を「0」「1」のデジタルデータに変換して飛ばす。

引用:デジタル式

デジタル電波にすることで、飛ばせる情報の精度と情報量が増え、メールやウェブが使えるようになりました。

※ちなみに携帯電話での相手の声は、本人の声ではありません。飛んできたデジタルデータを基に復元された似た人の声なんです。

 

3Gになると、更に飛ばせる情報量が増えました。
iモードなどのプラットフォームができて、デジタルサービスの提供がどこでも受けれらるようになりました。

また3Gから”3G=世界基準”と定められたことにより、携帯電話が世界中どこでも使えるようになったわけです。

 

4Gになると扱える情報量が格段に増えます。
情報量の増加に伴い、動画配信やモバイルゲームがストレスなくできるようになりました。

 

そして来年からいよいよ5Gに移行します。

 

1.2、5Gの3つの凄いところ

4G➡5Gはどこが進化したのか?5Gの何がすごいかを3つに分けて説明します。

 

「高速大容量通信」

4Gで使われていた電波より”高周波の電波を使用できる”ようになります。

周波数が高ければ高いほど、沢山の情報が扱えるようになります。

ただ電波は、周波数が高ければ高いほど、遠くに飛ばすのが難しくなります。
長い距離を飛ばすには、高レベルな飛ばす技術と受信する技術が必要不可欠なのです。

その高周波電波を取り扱う技術が開発されたわけです。

5Gで扱える容量の大きさは4Gの10倍以上と言われています。

 

「超信頼・低遅延通信」

“エッジコンピューティング“と言う技術が開発されて、情報の遅延が解消されます。

はい、わかります。何言ってんだテメェ!!ってなりますよね。

”エッジコンピューティングとは?”と言うか”コンピューティング”がなんじゃらほいですよね。

”コンピューティング=情報処理”って意味です。

つまりエッジコンピューティングとは”エッジ(端っこ)でコンピューティン(情報処理)を行う”ということ。

※PC:P=(パーソナル)“個人の”と言う意味。C=(コンピューター)情報処理計算機と言う意味。

従来はスマフォ➡基地局➡通信事業者の基地局➡サーバーと言う流れでアクセスして、必要な情報をサーバーからダウンロードする。
そのデータは、同じ道を経由して自分のスマフォに届き、その情報を見る事ができるという流れでした。

エッジコンピューティングではスマフォ➡基地局(ここの近くに情報があるサーバーがある)➡スマフォに短縮されます。

基地局がそのままサーバーの役割をしていて、基地局が情報源の端っこになるってことです。

このおかげで、データのダウンロードのアクセス時間が4Gの10分の1になると言われているんですよ。

 

更に”ネットワークスライジング”と言う技術によってネットワークの柔軟性が高まります。

「ホントふざけんな!テメェ。何言ってんだ!日本語使えよ。」

えーっと、ネットワークスライジングと言う技術は、

情報を種類に応じてスライス(切って分類する)して、その種類(用途)に合わせて別々の周波数の電波で送信する技術です。

一つの周波数の電波では、情報量が莫大なので渋滞が起こってしまいます。

つまり情報の交通整理をしたわけです。

この技術のおかげで通信の遅延がほぼなくなります。

例えば自動運転において、自動車についているカメラが歩行者が出てきたと気づいたとします。
その情報が送られる際のタイムロスがなくるので、リアルタイムの情報を送ることができます。

つまり情報の信頼度(今その瞬間に起こっている情報であること)が上がるというわけです。だから「高信頼」です。

 

リアルタイムの情報がやり取りができるようになるので、海外との中継であるようなタイムロスが全くなくなります。

つまり、いっこく堂さんの声が遅れて聞こえてこなくなるというわけです。

 

「多数同時接続」

基地局が同時に接続できる端末が増えるという事。

4Gでは100台でパンクしていたのが、5Gでは10000台接続しても通信できるようになります。

この技術のおかげでIoT時代に対応できるようになります。

「またかよ、なんだよ!IoTって」

IoTとはInternet of Thingsの略で、直訳すると=モノのインターネットと言う意味。

モノ(家電とか、最近では家の入口の鍵など)がそれぞれインターネットにつながるということです。

こらからの時代は、”モノがそれぞれネットにつながり、モノ自体が考え、更にモノ同士がお互いに情報をやり取りする時代”なんですよ

 

2、5Gでできること

 

実は5Gにおいて、スマフォは現状からそれほど進化しないと言われています。

確かに動画配信でダウンロードできるデータ量は劇的に増えます。

でもスマフォ自体は今のままで完成形に近いとされています。

 

5Gで変化するのは、個人で扱っているスマフォではなく、個人の周りの環境が5Gによって激変します。

その変化は、SF映画やSF小説の世界に近づいてきています。

空想が現実になる!?

 

5Gによってデジタルトランスフォーメーションが劇的に進みます。

「おいだから、横文字ばかり使いやがって、日本人だろ貴様!」

はーい解説します。

デジタルトランスフォーメーションとは、”進化したデジタル技術を浸透させることにより、人々の生活をより良いものへと変革すること”

「Digital Transformation」を直訳すると「デジタル変換」という言葉になりますが、“変換”というよりも“変革”という言葉が鍵になります。

 

つまりデジタルトランスフォーメーションとは、デジタル技術による、ビジネスモデルの革新をする”ことをさします。

 

例えば5Gを取り入れたり工場内で、ネットでAIロボットたちを繋げて効率よくロスなしで働かせたり、発注数や生産数をAIで予測して細かな指示をだしたり。

簡単に言うと、とんでもない可能性が無限に秘められているわけです。

 

では5Gよって、具体的にどう変わっていくのでしょうか。

 

2.1、同時配信

 

例えば、球場にて野球観戦しているとします。

今まさに四番とエースが対決している時、緊張の瞬間です。

その瞬間をいろいろな角度からカメラで撮影して、撮影と同時にリアルタイムで動画配信されるのです。

バッターやピッチャーの色んな方面からの映像がリアルタイムで配信されるタブレットを片手に観ながら、肉眼で実物を観戦できるわけです。

またタブレットではいろんなデータを見ることもできます。

データといろんな角度の映像をリアルな観戦と共に楽しむことができるようになります。

 

さらにVRを用いることで、家庭でも球場で観戦している気分を味わえるようになるかもしれません。というかなります。

 

2.2、未来の車がついに実現。

 

電気自動車の全自動運転が日常化していきます。

それによって今問題になっている高齢者の運転なんかも解消されますよね。

また人が運転しないので、居眠り運転の心配が無くなります。

もしかしたら運転免許すらいらなくなるかもしれません。

もちろんタクシーの運転手も、必要が無くなる時代になっていくでしょう。

映画「トータルリコール」みたいに、ロボットの運転手が登場することも絵空事ではなくなります。

 

更には、家から目的地までをルート検索したら、家に車がやってきて自動運転で勝手に電車到着の時間に到着して、目的地まで勝手に連れてってくれるようになります。

自家用車がいらなくなる時代の突入です。

 

2.3、医療現場にブラックジャックがいっぱい

 

医療現場では、ロボットアームによる手術が基本になり、ロボットアーム自体もネットにつながる事で、どこにいても名医の手術が受けれらるようになります。

ブラックジャックが世界中で、ネットを介して、執刀できるようになるわけです。

またその手術の様子を、世界中の医学生達が、その名医の手術をネットを介してリアルタイムで見学できるようになります。

それは5Gによる、低遅延、高信頼のおかげです。

情報の遅延がおきたら、人の命がかかった手術なんて危なくてできませんからね。

 

2.4、買い物に財布がいらない。

 

別に〇ザエさん信者が増えるという、宗教的な話ではありません。

 

コンビニに入って、欲しいものを取ってそのまま店を出るだけで、会計が済んでいる。

財布すら必要としない、キャッシュレス化がさらに進化した時代になると言っているわけです。

 

多面的に設置されたAIが搭載された監視カメラで撮ることで、だれが何を買ったのかと言う情報を読み取り、ゲートを通った瞬間に会計がすんでいる。

後々勝手に口座から購入金額が引き落とされるというシステムが、5Gによって実現可能となります。

すでにAmazonストアーで、このシステムを導入されている場所もあります。

 

サ〇エさんも、財布を気にする必要がなくなるわけです。

たとえ財布を忘れても愉快なサザ〇さんではなくて、普通のサザエ〇んです。

引用:テレビドガッチ

誰もサザエさんを笑う人がいなくなります。

 

3、5Gによるビジネス変化

5Gによってビジネスモデルが変化していきます。どう変わっていくのでしょうか?

 

3.1世界のトヨタが車を売らない宣言!?

 

実はあの世界のトヨタが5Gの未来を見据えて、自動車を売らないと宣言しました。

5Gが定着すると、電気自動車による自動運転が支流になり、自家用車を買う人が居なくなってきます。
そんな未来を見据えて、トヨタ自動車は車の販売をやめると宣言しました。

では、何をビジネスにするのでしょうか?

実はMaaSに移行しようと計画しています。

 

「…またか、ケツの穴からストロー刺して、脳みそちゅうちゅう吸ったろか!」と思いますよね?

 

MaaSとはMobility as a Service の頭文字をとった略語です。

意味は、mobility=流動性、移動性、乗り物、移動手段と言う意味です。

”移動手段のサービスを提供することで、利益を得よう”と考えています。

 

車自体ではなく、「現在地から目的地まで移動する」ことに主体を置いた、多彩な移動手段を組み合わせて提供する。

そんなネットワークサービスシステムを月額で提供する、という商売をしようとしています。

 

これからはモノ自体ではなくて、システムコンテンツを売る時代なんです。

 

3.2ソフトウェアもセルフサービス!?

 

クラウドでソフトを提供するようになります。

テメェ…、もういいですよね。

クラウドとは=ユーザーがインフラ【サーバやストレージ(データを、長期保存しておく装置)、ネットワークを指す】やソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要なときに必要な分だけ利用できる考え方。(ネットゲームとか)
要は、ソフトを買ったり、ダウンロードする必要が無くなるってことです。

 

映像編集ソフトなどを販売しているAdoveもクラウドにてソフトウェアを提供しています。

以前はバージョンが上がるたびに、ソフトとしてパッケージをして店頭で実物を販売していました。
しかも結構な値段がするんですよこれが…

 

今ではクラウドにてサービスを月額で販売しています。

その為コストの削減につながりました。

また利用者側も以前よりお手軽価格にて、常に新しいバージョンのソフトを使用できるようになりました。

このクラウドサービスも5Gによって当たり前になっていきます。

 

4、5Gの怖い部分

 

これだけの革新をもたらす5Gですが、やはりデメリットもあります。

それは情報漏洩のリスクです。

情報漏洩リスク

現段階でもあらゆる場面で個人情報のやり取りが発生しています。

5Gになると更に、そんな場面が増えていきます。

個人情報をどう保護するかが極めて重要な課題になります。

今、個人情報がビジネスにとても重要にかかわっていることをしっていますか?

個人に点数がつけられているんです。

この点数によって、ローンが組めたり、保険料が安くなったりしています。

またはネットで何を検索して、何を購入しているか?
そのデータを基にして、ネットで広告の内容が変わってきます。

プロテインを買ったら、やけにプロテインの広告が多いなぁなんてことないですか?

あれも、個人の情報を基にして広告を打っているわけです。

つまり、個人情報はあらゆるところで利用されているんですね。

海外では、情報漏洩に厳しい罰則を設けている国もあります。

日本ではまだまだなようですが。

5Gが体に悪い?

 

5Gに対する健康被害もデメリットの一つだ。

日本では何故か、5Gが人体に対する健康被害の危険性の議論がされていない。

確かに5Gの技術は素晴らしいが、きちんと知らせるべきなのではないだろうか?

 

ベルギーにおいて首都ブリュッセルでは、5Gの導入を禁止しようとする措置が発表された。
ほかのヨーロッパの国々でも同じように禁止する動きが出始めいる。

すでにイタリア政府では5Gを制限しようとする裁判所の決定を下しているそう。

欧米諸国においても、5Gに対する規制をしようとする動きが活発化している。

日本だけがなぜか能天気に、5Gには輝かしい未来を重ねているだけで大丈夫なのか。

マウスを使った実験も行われていて、その実験で明らかになったのは、人体の目や皮膚、そして生殖機能までも悪影響があるのではないかと懸念されていること。

実際に、5Gを受信する基地局が設置された場所の周りでは、住民への被害が相次いで報告されているようです。

 

5、まとめ

世界ではすでに5Gが試みられている地域があります。

また、スマートフォンも20年後にはなくなっているという研究者もいます。

 

遠くない未来、SFの世界が現実になったそのとき、あなたは何を考えて、何をしていますか?

ロボットに仕事を奪われてしまうなんてことが、おとぎ話ではない時代がきます。

 

超情報化社会では、学ばない人は淘汰されていくでしょう。

 

そうならないために、常に先を考えていかなくてはならない時代なんだと思います。

 

それを希望ととらえることができたならば、きっと5G…いや6Gの時代でもあなたにとって輝かしい未来となりうるでしょう。

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