映画レビュー

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』人のリアルに無駄がない作品

引用:Amazonより

久しぶりにいい映画を観ました。

『マンチェスターバイザシー』

何が良かったのかを書いていきます。

マンチェスターバイザシーについて

作品のスタッフとキャスト

監督:ケネス・ロナーガン

脚本:ケネス・ロナーガン

キャスト:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウイリアムズ、カイル・チャンドラー

概要(受賞歴等)

2017年のアカデミー賞二部門、主演男優賞と脚本賞を受賞(六部門にノミネート)

簡単なあらすじ

主人公の兄が危篤。マンチェスターの川沿いの町へ、戻りたくない地へ戻るところから物語は始まる。

その後兄は死亡。その兄の遺言状により、甥(兄の息子)の後見人に指名される。

主人公にはその地で忘れられない出来事があった。その為妻とは別れることになったのである。その忘れられない出来事とは?

甥っ子の後見人をひきうけるのか?受け入れるのか?

その地を離れようとする主人公と留まろうとする甥。

主人公が出した結論は?

前に進めない主人公。

『マンチェスターバイザシー』の評価

・評価

★★★★★ (★5が満点)

・総合評価

脚本が素晴らしい、そしてその脚本を演じる役者さんたちも素晴らしい。

扱っているテーマが重いので暗くなりがちだが、ところどころにユーモアがあり、薬とさせてくれる場面もある。

・いい点

脚本のセリフのリアルさがたまらない。説明台詞が一切ない。

 

そして感情表現が繊細。感情をセリフで説明している部分がほぼない。主人公に至っては最後の最後まで、本心を語らない。最後に一言だけ主人公の思いを口にする。そこがたまらない。

 

役者さんの演技が素晴らしい。見ている側に想像させる演技。役者としてとても勉強になる。

 

監督はこの作品での役作りは、役者さんに任せたそうです。

 

主人公のリーがとても癖のある人物で、それをものの見事に演じ切っているケイシ―が素晴らしい。

もちろん他の俳優さんの演技も素晴らしいです。

 

ういう演技をやりたいですよね、役者としては。

 

・悪い点

無いです。二回見てますが無いです。Blu-ray買っちゃいましたし(笑)

一回目より、二回目の方が、陽を感じた。

 

・この映画から役者として学べる演技のポイント

この作品の役者さんの演技はぜひ見習うべきです。

 

ただ注意してほしいのは、マネをするのでは意味がありません。

 

演技は基本オリジナルでなくてはなりません。たとえ自分が過去に演じた演技であっても、毎回を理事なるを生み出す必要があります。

 

見習うべきは、役へのアプローチの仕方です。

 

何を感じて、どう反応して、どうアウトプットしているか?を見て考えることが大切です。自分なりの解釈でいいのです。

 

なんであんな反応をしているのか?

 

その解釈に則って、リアルに頭で再現して、リアルの際限に自分で反応して、オリジナルで演じてみましょう。

 

・この映画からの応用ポイント

 

リアルの演技とはどんなものかイメージはわかることが出来る作品です。

 

リアルな演技をめざすなら、この作品の最後の元夫婦の会話のシーンです。

 

空気感や、セリフのフレーズ、シーンの流れはとても参考になるはずです。

 

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・類似作品との比較

海の上のピアニスト(1998年イタリア映画)

主人公の最後の心情が似ているかなぁ。

・この作品が好きな人にオススメの映画はこちら

『風花』2001年、相米信二監督の遺作。浅野忠信、小泉今日子。

主役の二人の演技が、素晴らしい。感情を大ぴらに表現していない。そこがいい。

やはり、観客が想像できる演技は好きだ!

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